【2023年】ミステリだけじゃない! 海外小説のおすすめ作品をご紹介。

海外小説といえば、ミステリが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

そんな方に、ミステリだけじゃない海外小説をご紹介!

本好きさんやゆっくり読書を楽しみたい方におすすめの本や、ブックデザインがおしゃれで目を惹く本をピックアップしましたので、

ぜひ、参考にしてみてください。

海外文学おすすめ11選

人気作品からベストセラーまで、おすすめの海外文学作品を10冊ご紹介します。

ミッドナイト・ライブラリー / マット・ヘイグ

訳:浅倉卓弥
発行日:2022/02/09
出版社:ハーパーコリンズ・ジャパン


ノラは絶望や後悔を抱えたある夜、不思議な図書館に迷い込む。さまざまな人生を体験しながら、自分を見つめ直し、人生の意味について考える感動物語。

グレゴワールと老書店主 / マルク・ロジェ

グレゴワールと老書店主

訳:藤田真利子
発行日:2021/02/22
出版社:東京創元社


見習い介護士のグレゴワールが老人ピキエ氏から本の朗読を頼まれ、本との出会いを通じて成長していく。本と愛情、友情、人生を描いた物語。

青いパステル画の男 / アントワーヌ・ローラン

青いパステル画の男

訳:吉田洋之
発行日:2022/12/21
出版社:新潮クレスト・ブックス


パリの弁護士ショーモンが古美術品を愛し、自分に似た18世紀の肖像画を手に入れた。偶然で奇妙な大人のための物語。

おばあちゃんのごめんねリスト / フレドリック・バックマン

訳 : 坂本あおい
発行日:2018/03/20
出版社:早川書房


あなたはどんな子供だった?
変わった子供と言われていた7歳のエルサとたった一人の友達で味方でいてくれた破天荒な77歳のおばあちゃん。おばあちゃんが亡くなり、彼女が届ける手紙が冒険と感動を巻き起こす。

この運の先に、いつもの赤毛 / アン・タイラー

訳 : 小川高義
発行日:2022/03/16
出版社:早川書房


ボルティモア郊外のコンピューター便利屋、マイカ・モーティマーは決まった日課で静かな生活を送っていたが、突然、息子と名乗る青年が訪れた。さらに恋人から別れを告げられ、彼の人生が少しずつ変わっていく。
2020年のブッカー賞候補作となった、人生を見つめ直すあたたかな物語。

ペナンブラ氏の24時間書店 / ロビン・スローン

ペナンブラ氏の24時間書店

訳:島村浩子
発行日:2014/04/20
出版社:東京創元社


奇妙な書店に再就職した青年。手に取った奇妙な本は難解だった。この本をきっかけに、五百年にも及ぶ謎を解明する旅に出ることに⁉︎ 本好き・読書好きにはたまらない、本と冒険と友情物語。

アコーディオン弾きの息子 / ベルナルド・アチャガ

アコーディオン弾きの息子

訳 : 金子奈美
発行日:2020/05/27
出版社:新潮クレスト・ブックス


バスク語文学の代表作で、幼なじみが書いた回想録をもとに、父親のファシストとしての過去と友情をたどる物語。スペイン内戦から民族解放運動までの歴史を描いた長編小説。

ミシンの見る夢 / ビアンカ・ピッツォルノ

ミシンの見る夢

訳 : 中山エツコ
発行日:2021/03/23
出版社:河出書房新社


19世紀末のイタリアでコレラの流行に見舞われた少女が家族を失い、裁縫技術を身につけて自立。上流家庭の秘密に巻き込まれながらも、ミシンひとつで、自由に力強く人生を切り開いた小さなお針子の波瀾万丈物語。 

天気が良ければ訪ねて行きます / イ・ドウ

天気が良ければ訪ねて行きます

訳 : 清水博之
発行日:2020/12/28
出版社:アチーブメント出版


都会の疲れた生活から逃れ、故郷のバス停に立ち寄ったヘウォン。そこで小さな本屋「グットナイト書店」を見つけ、店主ウンソプと再会。雪の中で織り成す温かな愛情と、過去の秘密が絡む感動物語。

韓国で35万部を突破し、ドラマになるほどの人気っぷり!

キリギリスのしあわせ / トーン・テレヘン

キリギリスのしあわせ

訳 : 長山さき
発行日:2021/04/28
出版社:新潮社


森のキリギリスのお店では、太陽や月、星以外の何でも売っている。動物たちの願い事をかなえ、ほしいものが揃う。物語は、ありのままを受け入れ、そっと肯定してくれる。

生きにくい現代だからこそ、読みたい1冊。

かならずお返事書くからね / ケイトリン・アリフィレンカ

かならずお返事書くからね

訳 : 大浦千鶴子
発行日:2018/03/13
出版社:PHP研究所


アメリカのケイトリンとジンバブエのマーティンは文通友達。しかし、マーティンからの手紙が薄汚れた状態で届き、後続の連絡が途絶えてしまった。ケイトリンはマーティンの実情を知らないままずっと待っていた。

心を通わせ、支え合った子どもたちの実話に胸が熱くなる。

アンの青春 / ルーシー・モード・モンゴメリ

訳 : 村岡花子
発行日:2008/02/26
出版社:新潮社


小学校の新任教師となった16歳のアン。マリラが引き取ったふたごの孤児の世話、ダイアナやギルバートらと作った「村落改善会」の運営など忙しい日々を過ごしながらも、出会いを楽しんでいる。
大人の女性へと成長していく姿は楽しみと寂しさあり。

新潮クレスト・ブックスの本をPick Up!

新潮クレスト・ブックスは海外小説を数多く取り扱い、こだわり抜いたブックデザインがおしゃれと人気。

今回は、装丁に一目惚れした作品をピックアップしました!

ある犬の飼い主の1日 / サンダーコラールト

離婚し老犬と暮らすヘンクは、散歩中に出会ったミアに心惹かれる。生きる喜びを再発見する中年男の物語。犬と飼い主の日常を丁寧に描いた、犬飼さんにもおすすめの1冊。

訳:長山さき
発行日:2023/04/26

ミッテランの帽子 / アントワーヌローラン

1980年代のフランスが舞台。大統領ミッテランが置き忘れた帽子は持ち主の人生に幸運をもたらすという。会計士、女性不倫者、調香師、ブルジョワ男。誰もが魅力的でおしゃれな物語。

著者 : アントワーヌ・ローラン
吉田洋之
発行日:2018/12/26

赤いモレスキンの女 / アントワーヌ・ローラン

パリの書店主ローランが拾った女性のバッグには、モディアノのサイン本と赤い手帳が入っており、彼は手がかりから落とし主を探し始める。英王室カミラ夫人も絶賛!

訳 : 吉田洋之
発行日:2018/12/26

海と山のオムレツ / カルミネ・アバーテ

土地を知るにはその土地のものを食べること!
南イタリア、カラブリア州出身の作家が、特殊な言語と食文化を守ってきた郷土の絶品料理と家族の記憶を綴った自伝的な短篇集。

訳 : 関口英子
発行日:2020/10/29

両方になる / アリ・スミス

15世紀の画家と21世紀の少女の物語が時空を超えて交わり、現実と虚構を織り交ぜる。驚きと楽しさにあふれたコスタ賞受賞の長編小説。
まるで絵画を見ているような、芸術を読む作品。

訳 : 木原善彦
発行日:2018/12/26

帰れない山 / パオロ・コニェッティ

北イタリアの山岳地帯に生まれ育った野性的な少年と、ミラノで育った内向的な少年。北イタリア、モンテ・ローザ山麓を舞台に、二人の少年の葛藤と友情を描いた物語。
世界39言語に翻訳された国際的ベストセラー!

訳 : 関口英子
発行日:2017/04/27

五月の雪 / クセニヤ・メルニク

同じ飛行機に乗りあわせたサッカー選手からのデートの誘いや幼少期の親友からの連絡、祖父の思い出話など、土地と血でつながった9つの家族の短編集。ロシアの歴史が、家族の喜びや悲しさとともに綴られた1冊。

訳 : 小川高義
発行日:2017/04/27

まとめ

海外小説といえばミステリ!という方も多いのではないでしょうか。

今回は、ミステリだけじゃない海外文学やデザインがおしゃれで、ついつい手に取ってしまう本をご紹介しました。

あたたかく、ほっこりする本も多く、日本の文学とは一味違った本を読んでみるのはいかがでしょうか。

本選びの参考になれば、幸いです。

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