【2023年最新】話題のおすすめ文庫本20選|通勤読書にもぴったり!

気になる新刊や話題の文庫本、お気に入りの文庫本をピックアップしてお届けしています。

ちょっとした時間でも読みやすく、読み始めたらハマること間違いなし!

文庫本は、持ち運びしやすく、通勤読書やカフェでのひと時にもおすすめです。

ぜひ本選びの参考にしてみてください。

2023年発売のお気に入り文庫本9選

01.コンビニ兄弟3|新潮文庫

おすすめ小説「コンビニ兄弟3」

著者:町田その子
発行日:2023/08/29
出版社:新潮社

北九州門司港の小さなコンビニを舞台にした、大人気シリーズ第3弾!
推しアイドルの来訪に歓喜するコンビニ店員中尾には、深刻な悩みがあった。故郷を遠く離れ、ホームシックに陥った専業主婦の佳織は、男を豪快に振るド派手な女性に出会う。かつてツギを深く傷つけた魔性の女の要求は「偽装恋愛」。大人たちの物語がいま、幕を上げる。

物語自体は、3作目から読み始めても十分に楽しめます!

偶然の出会いは、出会うべくして出会ったタイミング。一つ一つの出会いを大切にしたいと思わせてくれます。

特に惹きつけられるのは、「見えている一面だけがすべてじゃない」ということ。

弱さや辛さを知って、理解しようとしなければ、その人を知ることなんてできない。

心を落ち着かせたい夜やちょっとした時間の読書におすすめです。

02. バニラなバカンス|幻冬舎

おすすめ小説「バニラなバカンス」

著者:賀十つばさ
発行日:2023/08/04
出版社:幻冬舎

悩みを抱える人のためのちょっと変わったお菓子教室。誰よりも元気だったマダム佐渡谷が恋人と別れて大好きなお菓子も食べないほどの落ち込みよう。彼女を励ますために、洋菓子店店主の白井はスイーツ作りに奮闘する。本の最後には元気になれるレシピを掲載。

賀十つばささんのデビュー作「バニラな毎日」の続編がついに登場!

マダムとパティシエ白井の掛け合いや悩む人たちとのやりとりに、楽しくもあたたかい気持ちになる1冊です。

ページ数も多くのないので、通勤読書にもおすすめ。

03. ほたるいしマジカルランド|ポプラ社

おすすめ小説「ほたるいしマジカルランド」

著者:寺地はるな
発行日:2023/08/03
出版社:ポプラ社

願いごとを叶えてくれるという噂のあるメリーゴーラウンドが人気の老舗遊園地「ほたるいしマジカルランド」。どこか不器用で悩みを抱えた5人の従業員たちの日常が、いま動き出す。
「働く」ことと「生きる」ことに悩むあなたの心をふっと軽くする、温かな物語。

「がんばりをみてくれている人がいる」「自分を受け入れよう」と背中を押してくれる1冊です。

決して華やかな職業ではないけれど、彼らがいるから成り立っている。

ちょっと行き詰まった時や心が疲れてしまった時に、おすすめの本です。

04. 月曜日の抹茶カフェ|宝島社

おすすめ小説「月曜日の抹茶カフェ」

著者:青山美智子
発行日:2023/06/06
出版社:宝島社文庫

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。
その「マーブル・カフェ」が定休日の月曜日に、一度だけ「抹茶カフェ」を開くことに。

人は知らず知らずのうちに、誰かの背中を押している。
一杯の抹茶から始まる、心癒やされるストーリー。

累計29万部を突破した「木曜日にはココアを」から続く、待望の文庫化!

ほっこり、あたたかい気持ちになれる1冊。

誰かの言葉にハッとしたり、勇気づけたり、“ご縁”が繋ぐ優しさが伝わってきます。

05. うしろむき夕食店|ポプラ社

おすすめ小説「うしろむき夕食店」

著者:冬森灯
発行日:2023/05/09
出版社:ポプラ社

きりりと白髪をまとめた女将志麻さんと、孫娘希乃香が営む“うしろむき”夕食店。
出てくる料理とお酒は絶品揃い。お店の名物「料理みくじ」は、忘れがちな大切なことに気づかせてくれる。

「乾杯の時間」と「つながる温かな想い」というテーマのもと、キリンビールとポプラ社、冬森さんがチームとなって作り出した短編集。

悩んだり上手くいかない日も、あたたかなご飯で、また頑張ってみようと思える。

そっと肯定してくれる言葉の数々と、物語ごとの「乾杯」に、心が満たされます。

06. 麦本三歩の好きなもの 第二集|幻冬社文庫

おすすめ小説「麦本三歩の好きなもの」

著者:住野よる
発行日:2023/01/13
出版社:宝島社文庫

マイペースで図書館勤めの麦本三歩。
新しい年になって、真面目な後輩、謎めいたお隣さんとの出会う。そして、三歩に興味がありそうな合コン相手!
変わらないと思っていた日常に、三歩にも周りの人たちにも変化が訪れる。

ゆるくてのんびりした、何気ない日常を描いた等身大の物語。

マイペースで、でも実はちょっぴり繊細さん。

毎日、生きてるだけで頑張ってると思わせてくれる、一言一言に気持ちがほっとします。

07. まずはこれ食べて |双葉社

おすすめ小説「まずはこれ食べて」

著者:原田ひ香
発行日:2023/04/12
出版社:双葉社

大学時代の級友とベンチャー企業を始めた胡雪。女性であることや会社の中での自分の立ち位置に焦りや悩みを抱え、次第に社内も殺伐とした雰囲気に。
そんな状況を改善しようと、会社に家政婦を雇うことにした。やってきた家政婦の筧みのりは無愛想だったが、いつも心がほっとするご飯を作ってくれた。現代社会の疲れを癒す、美味しい連作短編集。

今回の原田さんの作品はご飯を食べて満たされるだけではありません。

ちょっぴりミステリー要素を含んだ内容になっています。

誰しも悩みや秘密、葛藤を抱えており、見える一面だけが全てじゃない。

前を向く一歩を踏み出したい人に読んでほしい1冊です。

08.ほろよい読書 おかわり

おすすめ小説「ほろよい読書」

著者:アンソロジー
発行日:2023/05/10
出版社:双葉社

想いを寄せる女性バーテンダーと下戸の青年の想いを繫ぐカクテル、本音を隠した男女のオイスターバーでの飲み食い対決、父の死後に継母と飲み交わすジン、少女の高潔な恋を見守る極上のテキーラ、不思議な赤提灯の店で味わう日本酒。大注目の5名の作家が「お酒」をテーマに描いた、心満たされる短編小説集第2弾!

楽しいだけじゃない。時にはお酒を飲んで胸にしまった思いを吐き出してみてもいいかもしれない。

仕事に恋愛、悩める人たちの思いの丈がひしひしと伝わってきます。

お酒に酔いしれながら、ゆっくり読むのにおすすめな1冊。

09. きのうのオレンジ|集英社文庫

著者:藤岡陽子
発行日:2023/08/21
出版社:集英社

「弱音を吐かない人は、いつだってひとりで闘っている」。
33歳でがん宣告を受けた遼賀は、どうして自分が?と 絶望に襲われたる。そんな時、弟の恭平から故郷の山で遭難した時に履いていたオレンジ色の登山靴が届く。「おれはまだ生きたい」懸命に前を向く遼賀と、彼を支える家族を通して誠実に“生”と向き合った傑作長編。

自分が自分でなくなっていくやりきれなさや葛藤と、側で支える、家族、看護師、同僚の気持ちが丁寧に描かれた1冊。

一人で闘うことの辛さ、弱音を静かに聞いてくれる人がいてくれることの心強さがひしひしと伝わってきます。

誠実に生きてきた人だからこそ、「生きたい」と願う気持ちが痛いほど心に刺さりました。

書店ランキングからPickup(2023年発売)

01. 逆ソクラテス|集英社

おすすめ小説「逆ソクラテス」

著者:伊坂幸太郎
発行日:2023/06/20
出版社:集英社


敵は、先入観。世界をひっくり返せ!思いもよらぬ結末は、果たして大逆転となるのか⁉︎
表題作を含む無上の短編全5編を収録。
デビュー20年目を迎えた伊坂幸太郎さんの、最高傑作!

02. 推し、燃ゆ(河出文庫)|河出書房新社

おすすめ小説「推し、燃ゆ」

著者:宇佐見りん
発行日:2023/07/25
出版社:河出書房新社


ある日突然、推しが炎上した。逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。21歳が描く、圧巻の第二作。
全世界で80万部突破の芥川賞受賞作。

03. ぎょらん|新潮社

おすすめ小説「ぎょらん」

著者:町田その子
発行日:2023/06/26
出版社:新潮社


人が死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。噛み潰せば、死者の最期の願いがわかるのだという。残された者に何を告げるのか。傷ついた魂の再生を圧倒的筆力で描いた7編の連作集。

04. リボルバー|幻冬舎文庫

著者:原田マハ
発行日:2023/07/06
出版社:幻冬舎


パリのオークション会社に勤務する高遠冴の元にある日、フィンセント・ファン・ゴッホの自殺に使われたものだという一丁のリボルバーが持ち込まれた。しかし、持ち主は得体の知れない女性。なぜ彼女の元に? リボルバーの真贋は? 原田マハが綴る、ゴッホとゴーギャンの知られざる真実に迫っていく傑作アートミステリ。

05. 水を縫う|集英社文庫

おすすめ小説「水を縫う」

著者:寺地はるな
発行日:2023/05/19
出版社:集英社


寺地はるなが贈る、第9回河合隼雄物語賞受賞作。
手芸好きをからかわれ、周囲に馴染めずにいる高校一年生の清澄。彼には結婚式を控えた姉がいる。かわいいものや華やかな場が苦手な姉のために、清澄はウェディングドレスを手作りしようと決心。しかし、男が女の趣味を持つ事に反対する母。「男なのに」「女らしく」「母親・父親だから」。そんな言葉に立ち止まったことのあるすべての人へ贈りたい家族小説。

06. 青を抱く|KADOKAWA

おすすめ小説「青を抱く」

著者:一穂ミチ
発行日:2023/08/24
出版社:KADOKAWA


静かな海辺の街で暮らす和佐泉には、2年前に海難事故に遭い、今も目を覚さない弟がいる。日課の海岸散歩中に出会った男は、思わず息を飲むほど弟に似ている。その男の人懐っこさや率直な好意に反発しながらも惹かれていく泉。しかし、泉には彼の想いを受け入れられないある理由があった……。心が浄化される感動系BL。

07. アンと愛情|光文社文庫

おすすめ小説「アンと愛情」

著者:坂木司
発行日:2023/08/09
出版社:光文社


累計100万部突破のベストセラー「和菓子のアン」シリーズ第三弾!
素敵なお菓子との出会いに目を輝かせたり、同い年の優秀な「みつ屋」の社員と自分を比べて落ち込むことも。
このまま、こんな日常が続くと思っていた矢先、えっ、大好きな椿店長が!? 
和菓子に込められた様々な想いや謎に迫る、美味しいお仕事ミステリー。

08. スター|朝日文庫

おすすめ小説「スター」

著者:朝井リョウ
発行日:2023/03/07
出版社:朝日新聞出版


新時代の「スター」は誰だ。誰もが発信者となった今、プロとアマチュアの境界線は消え、国民的スターと呼ばれる存在は消えつつある。新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した立原尚吾と大土井紘。ふたりは大学卒業後、名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道へ進む。作品の価値は受賞歴、再生回数、完成度、それとも利益か。私たちはこの世界に、どの物差しを添えるのか。ベストセラー『正欲』の作者が贈ると作家生活10周年を飾った長編小説

09. 透明な夜の香り|集英社文庫

おすすめ小説「透明な夜の香り」

著者:千早茜
発行日:2023/04/20
出版社:集英社


香りは、永遠に記憶される。元・書店員の一香は、古い洋館の家事手伝いのアルバイトを始めた。
その洋館では、人並み外れた嗅覚を持つ調香師の小川朔が、オーダーメイドで客の望む「香り」を作っている。朔のもとには、誰にも言えない秘密を抱えた女性や、失踪した娘の手がかりを求める親など、事情を抱えた依頼人が訪れる。「香り」にまつわる新たな知覚の扉が開く、長編小説。

10. サキの忘れ物|新潮文庫

おすすめ小説「サキの忘れ物」

著者:津村記久子
発行日:2023/08/29
出版社:新潮社


自分には何にも夢中になれるものがない。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイトを始めた千春は、お店に置き忘れられた短編集を見つけた。「サキ」という外国人男性が書いたその本をきっかけに、ゆっくりと人生が動き始める。表題作をはじめ、謎めいた旅行案内、読者が主役のゲームブックなど、深く心に染み入る全九編からなる短編集。

11.怪物|宝島文庫社

おすすめ小説「怪物」

著者:佐野晶
発行日:2023/04/24
出版社:宝島社


“怪物”とは一体だれなのか。その正体とは……!? 
ある朝、子供たちが忽然と姿を消した。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの教師、無邪気な子供たち。
それぞれの視点で描かれる圧巻のストーリー。
日本を代表する脚本家・坂元裕二と映像作家・是枝裕和がタッグを組んで描いた圧巻の人間ドラマ、映画『怪物』のオリジナルシナリオブック。

まとめ

2023年発売の文庫本をまとめてみました。

読んだおすすめ作品は、少し偏りがありますが、単行本からの人気が高い作品となっています。

書店ランキングからも2023年8月現在までに発売された本の中からピックアップしています。

文庫本は、通勤読書やカフェ読書など持ち歩いて気軽に読めるので、時間をかけてゆっくり読みたい、スキマ時間に少しずつ読み進めたいという方におすすめです。

読みたい本が見つかり、新しい出会いがありますように。

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この記事を書いた人

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感想やどんな本なのか紹介していきます。
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